ASUSがZenPadシリーズの新モデル「ASUS ZenPad 3S 10 LTE Z500KL」の予約受付を開始しました。製品名にあるようにLTE通信が可能なSIMフリータブレットとなっており、9.7インチの2048*1636ドット高解像度ディスプレイ、QualcommのSnapdragon 625プロセッサー、4GB RAMなどを搭載しています。
ZenPad 3S 10 LTE Z500KLのスペック
ASUSが発売予定のZenPad 3S 10 LTE Z500KLは、9.7インチの高解像度ディスプレイを搭載したSIMフリータブレット。以下スペック表です。
機種名 | ASUS ZenPad3S 10 LTE (Z500KL) |
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OS | Android 6.0.1 Marshmallow |
ディスプレイ | 9.7型ワイド TFTカラータッチスクリーン IPS液晶 (LEDバックライト) アンチフィンガープリント フルラミネーションディスプレイ Z Stylus対応 |
解像度 | 2,048×1,536ドット (QXGA) |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 650 へキサコアCPU 最大1.8GHz Adreno 510 GPU |
メモリー | 4GB LPDDR3 RAM |
記憶装置 | eMCP:32GB ASUS WebStorageサービス:5GB (永久無料版) Googleドライブ:100GB (2年間無料版) |
Webカメラ | 800万画素Webカメラ内蔵 (アウトカメラ) 500万画素Webカメラ内蔵 (インカメラ) |
サウンド | サウンド規格:DTS HD Premium Sound™、DTS Headphone:X™、Sonic Master スピーカー:ステレオスピーカー内蔵 マイク:アナログマイク内蔵 |
バッテリー駆動時間 | Wi-Fi ※9:約16時間 モバイル通信時 ※10:約16時間 連続待受時間 ※11:約616時間 (LTE) バッテリー充電時間:約3時間 バッテリー容量:7,800mAh Quick Charge 3.0対応 |
本体サイズ | 幅約164.2mm×高さ約242.3mm×奥行き約6.75mm |
重量 | 約490g |
対応バンド | FDD-LTE:B1/B3/B5/B7/B8/B9/B18/B19/B20/B26/B28 TD-LTE:B38/B41 キャリアアグリゲーション:2CA対応 W-CDMA (HSPA+) :B1/B5/B6/B8 |
音声通話機能 | 非対応 |
テザリング機能 | 対応 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac (周波数帯域:2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | 4.2 |
インターフェース | USBポート:USB Type-C×1 SIMカードスロット:nanoSIMスロット×1 カードリーダー :microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード オーディオ :マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
センサー | GPS(GLONASSサポート)、加速度センサ、光センサ、電子コンパス、磁気センサ、ジャイロセンサ |
付属品 | USB ACアダプターセット、SIMイジェクトピン、ユーザーマニュアル、製品保証書 |
発売予定日 | 2016年12月9日 |
発売の公式サイト価格 | 4万8,384円(税込) |
9.7インチのQXGAディスプレイ
ディスプレイサイズは9.7型ワイドとAndroid OSを搭載したモデルでは大画面の SIMフリータブレットとなっており、解像度も2048*1536ドットでQXGAと高精細。この時点でASUSのAndroidタブレットシリーズではハイエンドの製品に分類されます。
Z Stylus対応、1024段階の筆圧検知も
別売りのZ Stylusが利用可能で、筆圧感知も1024段階に対応しているとのこと。9.7インチの大画面とディスプレイ解像度を活かして、お絵描きタブとしても活躍しそうなスペックです。
Snapdragon 650 ヘキサコアCPU / Adreno 510 GPU
プロセッサーにはクアルコムの「Snapdragon 650」を採用。最大1.8GHzのヘキサコアCPUとAdreno 510 GPUで、スペック的にはハイエンドモバイル端末に搭載されるようなSoCとミドルレンジモデルの中間あたり、Snapdragonでいうと中の上あたりのスペックと言えるのではないでしょうか。ちなみに国内で発売された端末ではドコモのSONY Xperia X Compact SO-02Jがこちらを搭載しています。
内蔵メモリは4GB LPDDR3 RAMとAndroid OSを搭載したタブレット端末ではかなりの大容量になっていますし、内部ストレージは32GBですが、ウェブストレージとしてASUSが5GB(永年無料)、Google ドライブが100GB分(2年無料)がついてきます。
microSDカードスロットもmicroSDXC(公式サイトでは最大128GBまでと記載あり)まで対応しているので、外部ストレージも合わせて利用すれば足りなくなる可能性は少ないでしょう。
DTS HD Premium Sound / Headphone X
ASUSのタブレットシリーズといえば最近はマルチメディア機器としてオーディオ面でもいくつか特徴あるものが搭載されていますが、ZenPad 3S 10 LTEもDTS HDやDTS Headphone Xに対応しています。これらによってマルチサラウンド効果などを楽しむことが可能です。
対応バンドも十分
- FDD-LTE:B1/B3/B5/B7/B8/B9/B18/B19/B20/B26/B28
- TD-LTE:B38/B41
- キャリアアグリゲーション:2CA対応
- W-CDMA (HSPA+) :B1/B5/B6/B8
ASUS ZenPad 3S 10 LTE Z500KLはSIMフリーのタブレットですが、LTEの対応バンドを見る限りでは格安SIMでも使いやすそうです。
奥行き6.75mmの超薄型ボディ
スペック表の通り、大画面タブレットですが奥行きは6.75mmと異常に薄いです。この辺りはiPad Air 2やその他薄型のハイエンドタブレットと比較しても大きなメリットでしょう。
SIMフリーのハイエンドタブレット「ASUS ZenPad 3S 10 LTE Z500ML」まとめ
Z500KLは今年2016年10月に発売されたWi-FiモデルのZ500Mと特徴は似ていますが、プロセッサーがMediaTekのものからSnapdragon 650に変更されていたりと注目ポイントもいくつかあります。4万円越えとなるとAppleのiPad Air 2が購入できる価格ですが、SIMフリーでLTE通信に対応していること、またスタイラスペンでの筆圧感知に対応していることなどを考えると、外に持ち運んで利用したい方にはハイエンドタブレットとして面白いせ選択肢になるかもしれませんね。
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