SIMフリー端末の中でトップクラスの知名度をほこり、MVNOも良くセット販売しているZenFoneシリーズにこのたび二つの新機種が登場しました。一つはバッテリー容量が売りのZenFone Max、もう一つがZenFone5の系譜を継ぐ入門機であるZenFone Goです。
5000mAhの大容量バッテリーが売りの新機種「ZenFone Max」
3月中旬より販売が開始され、すでにレビューなどで好評を得ているのでご存知の方も居るかもしれませんが、ZenFone Maxは「全てを、Maxに楽しむために」というキャッチコピーが表すように驚異の5000mAhのバッテリーを搭載しています。
連続待ち受け時間最大38日間
5000mAhがどれほどの物かと言うと、性能怪獣とうたわれたZenFone2が3000 mAh、廉価版のZenFone 2 Laserにおいては2400 mAhなので二倍近くになりますし、タブレットのZenPad7が3450mAhと、下手なタブレットよりも容量があります。
機種名 | ZenFone Max (ZC550KL) |
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メーカー | ASUS |
OS | Android 5.0 Lollipop With ASUS ZenUI |
ディスプレイ | 5.5インチ |
画面解像度 | HD (1280×720) |
CPU | Qualcomm MSM8916 QuadCore 1.2GHz |
RAM(内部メモリ) | 2GB |
ROM(内部ストレージ) | 16GB |
外部ストレージ | microSDカードスロット 最大64GB |
カメラ | 背面:1300万画素 フロント:500万画素 |
バッテリー | 5000mAh |
周波数帯・対応バンド | FDD-LTE: 2100MHz(1)/1900MHz(2)/1800MHz(3)/850MHz(5)/2600MHz(7)/900MHz(8)/800MHz(20) FDD-LTE: (CN/IN version Only) 2100MHz(1)/1800MHz(3) TDD-LTE: (CN/IN version Only) 2600MHz(38)/1900MHz(39)/2300MHz(40)/2500MHz(41) |
SIMカードスロット | デュアルSIM(デュアルスタンバイ) |
WiFi | IEEE 802.11 b/g/n |
Bluetooth | 4.0 |
本体サイズ | 77.5 x 156 x 10.55 ~ mm (WxDxH) |
重量 | 202 g |
この大容量バッテリーを搭載した結果、連続待ち受け時間が一か月以上、バッテリーの消費が激しい動画再生も連続20時間以上再生が可能となっています。
スペックはZenFone 2 Laser相当
バッテリー面では大きく強化されたMaxですが、性能面においてはZenFone 2 Laser相当の性能となっています。
ただ廉価版と同じと言っても性能怪獣のキャッチコピーの元4GのRAMを積んでいたZenFone2にかなわないというだけで、RAM2Gに1300万画素相当の背面カメラと、スマートフォンとしてはかなり優秀な部類に入ります。
また大容量バッテリーを生かしてリバースチャージ機能も搭載しています。これはモバイルバッテリーと同じ機能で、ZenFone Maxに専用のアダプターを搭載する事でスマートフォンなどの充電が可能になるという物です。
なので位置としてはZenFone 2 Laseのバッテリー強化版と言えます。
因みに価格はZenFone 2 Laseより5000円程度高くなっています。
ZenFone5の系譜?入門者向け新機種 ZenFone Go
ZenFoneが有名になったのは「格安ながら値段以上の品質」というコスパの良さからSIMフリー入門機として火が付いたZenFone5が始まりです。
その影響は大きく性能怪獣として高スペック高価格のフラグシップ機として世に出たZenFone2でも、廉価版を求める声が大きくZenFone 2 Laserが販売されたという経緯があります。
その流れなのかはわかりませんが今回販売されるのは二万円を切る価格ながら性能も良いという入門者向けスマートフォン「ZenFoneGO」です。
入門者じゃなくてもお勧めなコスパの良さ
ZenFoneGOは「さあ、この一台からはじめよう」のキャッチコピーが表すように入門者向けに作られています。
機種名 | ZenFone Go (ZB551KL) |
---|---|
メーカー | ASUS |
OS | Android 5.1.1 |
ディスプレイ | 5.5インチ |
画面解像度 | 1280×720 HD |
CPU | Qualcomm Snapdragon 400 1.4GHz |
RAM(内部メモリ) | 2GB |
ROM(内部ストレージ) | 16GB |
外部ストレージ | microSDカードスロット (SD/SDHC/SDXC) |
カメラ | 背面:800万画素 フロント:500万画素 |
バッテリー | 3010 mAh |
周波数帯・対応バンド | GSM: 850/900/1,800/1,900MHz W-CDMA: 2,100(1), 1,900(2), 850(5), 800(6), 900(8), 800(19) MHz TD-LTE: 2,600(38) MHz FDD-LTE: 2,100(1), 1,800(3), 850(5), 800(6), 2,600(7), 900(8), 1,700(9), 800(18), 800(19), 700(28) MHz |
SIMカードスロット | micro SIMスロット×2 |
WiFi | IEEE802.11b/g/n |
Bluetooth | 4.0 |
本体サイズ | 高さ約151mm×幅約76.9mm×奥行き約10.7mm |
重量 | 約 160g |
その他 | ソフト更新後にau VoLTEに対応 |
ただそうは言ってもRAM2G、内蔵ストレージが16GBとZenFone 2 Laserと並ぶ性能を持ち、そして税別で二万円を切るという非常にコスパが高い端末となっています。
ZenFone 2 Laserに比べるとリアカメラの性能が800万画素とZenFoneシリーズの一つの売りであるカメラ周りの性能は落ちていますが、バッテリーは逆に3,010mAhと強化されています。
なので入門者だけではなく、カメラをあまり使わなくてコスパが良い端末を探している方などにもお勧めできるスマートフォンです。
販売は4月の1日からとなっています。
Googleドライブストレージ100GB分が付いてくる
またZenFoneGoを購入した方への特典としてGoogleドライブストレージ100GB分が二年間無料で使えるという特典が付いてきます。
これはGoogleが提供するクラウドサービスでスマホの他にPCなどからもアクセスが可能となっています。
利用料金としては15GBまでは無料で、100GBは$1.99の追加料金が必要になるのですがこれが二年間無料になるというサービスです。
$1.99は日本円にしてやく200円程度と、本当にオマケ程度のサービスではありますが100GBというのはやはり魅力的なので、購入した場合はぜひ利用してみましょう。
ZenFoneの新機種を利用するならDoCoMo系格安SIMがおススメ
この二つの端末はSIMフリーなので、MVNO各社のSIMカードを利用する事ができます。
両機種とも豊富な電波バンドに対応しているのでどこのキャリアでも使えますが、SIMカードの規格などを考えるとDoCoMo系MVNOを利用する事をお勧めします。
代表的なドコモ系格安SIM
IIJmio
キャンペーンなども豊富で回線も安定していることから人気がある会社ですまたSIM契約とセット販売ですでにZenFone Maxを取り扱っています。
公式サイト:
楽天モバイル
ZenFoneシリーズを多く扱っており、人気も知名度もあるMVNOです。またZenFone5もまだ取り扱って居たりします。
公式サイト:【楽天モバイル】
U-mobile
株式会社U-NEXTが提供するサービスです。映像配信サービスであるU-NEXTで使えるポイントやスマホでUSENとの提携サービスなどを打ち出しています。
公式サイト:
BIGLOBE SIM
セット販売も行っているBIGLOBEの格安SIM。大容量プランが人気で、WiFiスポットなどオプションも充実しています。
公式サイト:BIGLOBE 格安SIM
ZenFoneシリーズに二つの新機種が登場・ASUSのまとめ
SIMフリー端末の中ではトップクラスの知名度と人気を誇るZenFoneシリーズは、毎回コストパフォーマンスの高さと高品質を両立させる端末を世に送り出してきました。
スマートフォンをよく使うヘビーユーザーにとって悩みの種であるバッテリーの持ちを強化したZenFoneMax、人気機種だったZenFone5の色をの残すコスパが良いZenFone5も期待して損はしない筈です。
ZenFoneシリーズには他にも自撮りを強化したSelfieや光学三倍ズームを搭載したZoomなどもあるので、SIMフリーに興味がある方はこれを機に調べてみても良いと思います。