日本でも発売予定であることが発表された「ZenFone 3 Max ZC520TL」を海外で一足早く購入。4100mAhの大容量バッテリーが魅力のSIMフリースマートフォンですが、実機レビューを行ってみようと思います。まずは開封とデザインからチェック。
ZenFone 3 Max ZC520TL 実機レビュー・開封
ZenFone 3 Max ZC520TLの実機レビュー。まずはボックスを開封していきます。箱は前回のZenFone Maxと似ていますね。「Long Life Battery」の文字が大容量バッテリーで電池持ちに特化したスマートフォンであることをアピール。
今回購入したのは海外モデルですが、型番はZC520TLで日本発売モデルと同じです。違いと言えば、メインメモリが3GB RAM、内部ストレージが32GB ROMとなっているところでしょうか。対応バンドは後で確認しますが、プロセッサーはMediaTekのMT6737MのクアッドコアCPU、Mali T720で同じです。
付属品
内容物。ZenFone 3 Max本体、microUSBケーブル、ACチャージャー(海外用)、イヤホン、イヤーピース、説明書などが入っています。初代ZenFone Max同様に、 モバイルバッテリーとしても使えるようにOTGケーブルが同梱されているのも特徴です。(日本発売モデルとは付属品が異なるので注意が必要)
OTGケーブル
注目のOTGケーブル。片側がmicroUSB、もう片方がUSBになっており、このケーブルをかませることでモバイルバッテリーとしても使えます。
実際にモバイルバッテリーとして利用する際はこんな感じで他のスマートフォンと接続します。
ZenFone 3 Max TC520TLのデザインをレビュー
本体デザインもレビューしていきます。まずは正面から。2.5Dガラスを採用しており、丸みのあるデザインが特徴です。初代Maxと比較すると随分と外観は変更されており、どちらかというと無印のZenFone 3 ZE520KLに近い印象を受けます。
2.5Dガラス・丸みのあるディスプレイ
正面下にはASUSのロゴがきらり。(おそらく)ディスプレイの内側に入っているので、剥がれることはないかと思います。メニューキーなどがオンスクリーンになっているのも新モデルの特徴。
フロントカメラ。全体的にシンプルでまとまったデザインが好印象です。
メタル素材を利用したユニボディ・デザイン
背面。本体パーツは全体的にメタル素材が採用されており、以前のモデルと比較して高級感もあります。初代からの変更点として、指紋認証センサーが搭載されているのも特徴ですね。
少し斜めから見てみると、背面のパーツはサイド部分までひとつなぎのユニボディ・デザインになっていることが分かります。全体がラウンドフォルムになっているので美しく、5.2インチのサイズ感は片手で利用するにはベストな大きさです。
背面カメラ・指紋認証センサー
メインカメラとLEDフラッシュ、指紋認証センサーも背面に。よく見てみると若干ですが本体内側に凹んでいるようなデザインなので、例えば平面にZenFone 3 Maxを置いてもカメラ表面や指紋認証センサーが当たって傷つかないのは良いですね。無印ZenFone 3ではカメラが外側に出っ張っていたので、表面がしっかりフラットになっているのは嬉しいポイントです。
スピーカー
スピーカーの位置は初代と同じく背面下に配置されています。音質に関しては後のレビューでチェックしていきます。
ボリューム(音量)・電源ボタン
右サイドには音量調節と電源ボタンを配置。この辺りは普通のスマホと変わりませんが、よくみるとボタン表面にはスピン加工が施されています。ASUSの製品ではこのスピン加工は1つのアクセントになっていますね。
SIMトレイ
正面から見て左サイドにはSIMスロットが搭載されています。SIMピンが付属しているので、簡単に取り外し可能です。
デュアルSIM (micro+nano) & microSDカードスロット
ASUSロゴの入ったSIMピンを使ってSIMトレイを取り出してみると、デュアルSIM仕様になっていることがわかります。SIMサイズはmicro SIMとnano SIMで、ナノSIMスロットはmicroSDカードスロットと排他利用です。ここは日本国内で発売するモデルと同じですね。
microUSBスロット + 3.5mmイヤホン・ヘッドフォンジャック
底面を見てみると、正面から見て少しだけ右にmicroUSBポートが搭載されています。最近はType-Cポートの機種も多いですが、現状はmicroUSBポートの方が使いやすいですね。
本体上部には、3.5mmオーディオジャックを搭載。イヤホンやヘッドフォンをつないで、有線で音楽を楽しむことが可能です。
ZenFone 3 Maxレビュー・開封からデザインまで。まとめ
まずは開封し、付属品や本体デザインを速攻レビューしてみました。ファーストインプレッションとしては、初代ZenFone Maxと比較すると、ZC520TLはほとんどがメタル素材なので随分と高級感が増しましたね。2.5Dガラスとユニボディの本体は丸みを帯びた外観で、5.2インチというディスプレイのサイズ感もあり片手で持ちやすいのも好印象です。
(日本発売モデルのスペック)
モデル | ZenFone 3 Max (ZC520TL) |
---|---|
ブランド | ASUS |
OS | Android 6.0 Marshmallow / ZenUI 3.0 |
本体カラー | シルバー/ゴールド/グレー |
ディスプレイ | 5.2インチ 1280*720 HD |
プロセッサー | CPU: MediaTek MT6737M (クアッドコアCPU) GPU: Mali T720 |
メインメモリ | 2GB RAM |
ストレージ | 内蔵ストレージ 16GB ASUS Webストレージ 5GB (永久無料版) Google Drive 100GB(2年間無料版) |
外部メモリ | microSDカードスロット対応(最大32GB) |
アウトカメラ | 1300万画素 LEDフラッシュ |
インカメラ | 500万画素 |
通信機能 | Wi-Fi:IEEE802.11b/g/n Bluetooth:4.0 |
SIMカードスロット | SIM 1: 2G/3G/4G microSIMスロット×1 SIM 2: 2G/3G/4G nanoSIMスロット×1 * nanoSIMカードとmicroSDカードは排他利用となるため、同時に使用することはできません。 |
対応バンド(日本版) | FDD-LTE (B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28) TD-LTE (B38/B41) W-CDMA (B1/B2/B5/B6/B8) GSM/EDGE (850/900/1,800/1,900MHz) |
センサー | GPS、加速度センサ、電子コンパス、光センサ、近接センサ、指紋センサ |
インターフェース | microUSBポート, 3.5mmイヤホンジャック |
バッテリー | 4100mAh |
主な付属品 | USB ACアダプターセット SIMイジェクトピン OTGケーブル ユーザーマニュアル 製品保証書 |
無印ZenFone 3で気になっていたカメラの出っ張りもないのは嬉しいポイントです。背面もガラスではないので、落としてバッキバキに割れるといった心配も少ないのはメリットでしょう。・・・全体的には以前のモデルから素材やデザインが大幅に変更され、持ちやすく2万円で購入できる格安スマホとしては高級感の感じる本体仕様でした。
次回はOSやUI、スペックや実際の使用感をレビューしていきます。
(ZenFone 3 Max ZC520TL実機レビューまとめ)
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