「Wiko」が日本進出。2011年にフランスで創設されたモバイルブランドで、Androidスマートフォン「Tommy」を日本で発売予定です。発売日は2017年2月25日となっており、価格は1万4800円と激安。
SIMフリー版として発売されるとのことで、MVNOや家電量販店での発売も期待できます。価格帯としてはかなり安い部類に入るので、競合としてはPirori 4やASUS Zenfone 3 Maxといったところでしょうか。
こちらの記事ではスペックを確認していきます。
Tommyのスペック
「Tommy」は、フランス生まれのブランド「Wiko」が発売するSIMフリースマートフォン。スペックは以下の通り。
機種名 | Tommy |
---|---|
ブランド | Wiko |
OS | Android 6.0 Marshmallow |
ディスプレイ | 5インチ On-cell IPS 1280*720 HD / 294ppi |
プロセッサー | Snapdragon 210 (MSM8909+) クアッドコアCPU Cortex A7 1.3GHz |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
外部メモリ | microSDカードスロット対応 (最大64GB) |
ネットワーク | 4G LTE 2100/1800/900/800U/800L H+/3G/3G UMTS 2100/800U GSM 850/900/1800/1900 |
SIMサイズ | microSIM *2 (4G/3G/2Gの同時利用は不可) |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n |
Bluetooth | 対応 |
テザリング | USB, Bluetooth, アクセスポイントWi-Fi |
バッテリー | 2500mAh |
カメラ | メインカメラ 8MP フロントカメラ 5MP |
センサー | 加速度/磁気/ジャイロ/近接/光 |
本体カラー | トゥルー・ブラック フラッシー・レッド クール・グレイ ブリーン(青緑) サン・イエロー ホットピンク |
本体サイズ | 146x71.5x8.8 mm |
重量 | 165g |
全6色の本体カラー
まずは本体に注目。カラーは全6色を用意しており、トゥルー・ブラック、フラッシー・レッド、クール・グレイ、ブリーン(青緑)、サン・イエロー、ホットピンクがあります。
2月25日の発売時点ではブリーン・フラッシー・レッド、トゥルー・ブラックの3種類が発売されるとのこと。他のカラーは順次発売予定。
デザインは非常にシンプルですが、背面にはWikoのブランドロゴが見えます。スピーカーは背面に配置しているようです。今のSIMフリースマホの市場を見ると、Tommyの配色はなかなか珍しいかもしれません。公式サイトを見ても多くが日本では発売されていないようなカラーのスマートフォンが多かったので、フレンチな雰囲気満載。
5インチのHD, IPSディスプレイ
ディスプレイは5インチのHD解像度。サイズ感と価格を見れば、HDディスプレイでも十分なのかもしレません。オンセルスクリーン採用でギャップが小さくなっているのもポイントのようです。Priori 4のディスプレイは結構な具合に引っ込んでいたので、ここには期待。
MSM8909+ Snapdragon 210 クアッドコアCPU
プロセッサーはQualcommの「Snapdragon 210」MSM8909+を採用。Cortex A7のクアッドコアCPU、1.3GHzとなっており、2GB RAM、16GB ROMと基本仕様はエントリーモデルといって良さそうなスペックに。
AnTuTu Benchmarkでいうと2万3000点前後のようで、このスペックでどれだけ快適に使えるかというのはきになるところです。
カメラ
背面カメラは8MP。Facebeautyやパノラマ撮影に対応しており、フロントは5MP。この辺りも1万円台のSIMフリースマホという感じはします。同程度綺麗な写真が取れるかきになるところ。あとの動画でもカメラ機能では試していましたが、カメラフレームのバリエーションが多いのは面白そうです。
対応バンド
4G LTE 2100/1800/900/800U/800L H+/3G/3G UMTS 2100/800U GSM 850/900/1800/1900
対応バンドを見ると、LTEが1/3/8/18/19で、Cat 4最大150Mbps。3Gは1/19ということですが、VoLTEの対応次第でしょうか。発表会ではVoLTEにも対応していることが発表されたそうですが、キャリアが現時点では不明なのでなんとも言えません。
各ローカルキャリアのVoLTEに対応するなら、場所によっては全キャリアで使える可能性もありますね。この辺りは日本ローカル発売を意識している部分なのかもしれません。ちなみにSIMスロットは2つ搭載していますが、待受はシングルスタンバイでDSDSには非対応。
microSDカードスロットが独立して搭載されているのはポイント。SIMカード*2、microSDカードを持ち運べるのは便利ですね。
Tommyの価格
Wiko Tommy発表時の価格は1万4800円。実はFREETELのPriori 4と同じ価格になってます。エントリーモデルのSIMフリースマホということで、価格帯やサイズ感、またPriori 4は背面パネルが付属してカラーを着せ替えできるようになっているので、真っ向から競合製品になる可能性がありそうです。
Tommyの発売日
Tommyの発売日は2017年2月25日を予定していますが、家電量販店やMVNOでの展開も可能性があるようです。またTommyの他にも2017年内にいくつかのモデルを投入予定とのこと。SIMフリースマホの部分で日本国内でもいくつか面白い機種が発売されることに期待できそうですね。
MWC2017に参加するようなので、ここで新モデルが見れるかもしれません。