格安SIMのセキュリティオプションは色々ありますが、Webroot社の「SecureAnywhere」というアプリがあります。MVNOでは人気のDMM mobileや、格安スマホが初めての方におすすめのG-Phoneなどで採用中。
Androidアプリで無料30日間お試し版があったので、実際に使ってどんなものかレビューしてみます。
Webroot「SecureAnywhere」セキュリティアプリ
こちらはウェブルート社が提供するセキュリティアプリです。その中でもモバイル端末用の「モバイルプレミア」というアプリがあるのですが、その体験版(トライアル)を30日間試すことが可能。
実際にダウンロードしてみました。
SecureAnywhereの機能
まずは簡単に使える機能の紹介。
- アプリやファイルの自動スキャン。ウイルス・スパイウェア。トロイの木馬を検出
- セキュリティシールドによって、インストール前にマルウェアをブロック
- デバイス設定が脆弱な場合、警告表示
- ウェブリンクやURLを自動チェック。フィッシングや有害コンテンツをブロック
- 紛失したデバイスの保護
- 遠隔操作(リモートアクセス)
- 紛失/盗難されたデバイスをリモートロック・データ消去
- デバイスの位置特定
- SIMカードのロック設定
- SMS/通話スパムのブロック(迷惑電話含む)
- ウイルスのブロック(意のあるサイトの URL を含むメッセージを自動的にブロック)
- アプリをスキャンし、個人情報にアクセスするものや、課金するアプリを判別。バッテリー消費の状態を確認。
- ネットワークに接続しているアプリの詳細を表示
…上記のように書き出していくと色んなセキュリティ機能があるわけですが、紛失時のロック・データ消去なども含めほとんどの機能は網羅しています。
次に実際の画面を見てみましょう。
Webroot SecureAnywhereのトライアル版を試す
まずはダウンロード。Google Playから検索し、トライアル版をインストールします。
アプリを立ち上げて登録を済ませると、一番最初の画面はこんな感じ。(日本語設定なら日本語で表示されます)。ホーム画面からすぐにスキャンができるようになっています。実際にスキャンしてみると、SDカードなどもスキャンされているのが確認できました。そんなにデータを保存していないせいか、20秒ほどでスキャンは終了。
次に左下のセキュリティ項目を開いてみます。するとアンチウイルスとウェブ閲覧の項目が。
まずはアンチウイルスの部分(上)を開いてみます。
ここではシールドやオートアップデートの設定確認、USBデバックのモード、不明な情報のモードなどが確認できるほか、ワンタップでウイルススキャンが可能です。
次にウェブ閲覧の項目も開いてみます。
これはONになっているので、あらかじめ端末の脅威となるようなウェブサイトをブロックしてくれるようです。これは基本ONにしておきましょう。ちなみに脅威と判断されたWebサイトであっても「Ignored Websites」に登録してしまえば関係なく見れるようです。
次にホーム画面に戻り、「Identity&Privacy」の設定も確認します。先ほどの設定はウイルス系のチェックですが、こちらは個人情報関連のプライバシー設定ですね。
ここで設定できるのは主に3項目。
- Lost Device Protection: 端末をなくした場合のリモート操作可否やパスワード設定、SIMカードロックなどを設定できます。
- Call & SMS Blocking: 迷惑電話などの着信拒否設定並びに、そこに登録した電話番号のSMS拒否設定が可能です。またフィッシング詐欺などの可能性のあるURLを含んだSMSなどもブロックできる機能があります。
- App Inspector: 端末にはいっているアプリからアクセスできる情報を確認できるので、怖いアプリはアンインストールするなどの対策が可能です。またアプリから消費電力の状態や、アプリがアクセスしているインターネット状態も確認OK
意外と設定できる項目が多く、もこのあたりはもともと有料アプリならではといったところでしょうか。もちろん元々Androidの機能で確認・対処できる部分や無料アプリでできる機能もあるかと思いますが、SecureAnywhere モバイルプレミアのアプリ1つのみですべて設定できるのは評価◎です。(もちろん他の有料アプリも設定できるものは多いですが)
Weboot SecureAnywhereは軽い
モバイル用のセキュリティアプリは有料・無料問わず色々と試していますが、SecureAnywhereのモバイルアプリの動作は軽いほうだと思います。これが最大のメリットなのではないでしょうか。また操作も他のアプリに比べるとわかりやすいのもおすすめです。
ただしネットの評判を見ているとアプリ自体のウイルス検知率などは疑問が残る部分もあるようで「安く使えるなら使ってもよいかな」という感じです。検知率や広告を気にしなければ動作の軽いセキュリティは多くありますし。
ただし端末の遠隔ロックなどもあるので、単体で使う金額より格安SIMで無料期間などがついてくれば使うことをおすすめします。
SecureAnywhereを導入している格安SIM
ではどの格安SIMが利用しているかというと、DMMモバイルとG-Phoneです。
- DMM mobile:250円/月でモバイルプレミアのアプリが利用可能です。記事執筆辞典では最大2か月は無料で利用できるということなので、とりあえず申し込むのはあり。
- G-Phone: ベーシックプランならそのまま使えます。こちらはプランに付属しており無料で使えるようで「格安スマホが初めての方向け」MVNOということもありおすすめ。
DMM mobileは月額料金がかかるのですが、最大2か月は無料。これならとりあえず試しに使ってみるとよいでしょう。G-Phoneの場合は付属しているので、多くのセキュリティ機能を一括で管理したいという、スマホが初めての方ならおすすめです。
公式サイト:
公式サイト:
セキュリティオプションを提供しているMVNO
上記で紹介した格安SIM以外にも、セキュリティ対策をセットで提供しているMVNOはいくつかあります。人気のサービスからいくつか紹介。
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- IIJmio(ウイルスバスターモバイル)
- BIGLOBE SIM(マカフィー)
- mineo(ウイルスバスターモバイル)
- U-mobile(PC+Androidセキュリティサービス)
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