日本国内では続々とWindows 10 mobile搭載のSIMフリースマホが発売されていますが、その中でも上位スペックの2機種バイオ『VAIO Phone Biz』と、トリニティ『NuAns NEO』のスペックを徹底的に比較していきます!
VAIO Phone Biz vs NuAns NEOスペック比較
- VAIO Phone Biz
- NuAns NEO
まずはwindows 10 mobile OSを搭載した両機種の全体的なスペックを比較してみましょう。主な機能は以下の通りです。
機種名 | VAIO Phone Biz (VPB0511S) | NuAns NEO |
---|---|---|
メーカー | VAIO | トリニティ |
OS | Windows 10 Mobile | Windows 10 Mobile |
ディスプレイ | 約5.5インチ | 約5.0インチ |
画面解像度 | フルHD(1080×1920) | HD(1280×720) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 617 オクタコア (1.5 GHz (クアッドコア) + 1.2 GHz (クアッドコア)) | Snapdragon 617(MSM8952) 8 × A53 / 1.5GHz オクタコア |
RAM(内部メモリ) | 3GB | 2GB |
ROM(内部ストレージ) | 16GB | 16GB |
外部ストレージ | microSDカードスロット(最大64GB) | microSDスロット(最大128GB) |
カメラ | 背面:1300万画素 フロント:500万画素 | 背面:1300万画素 フロント:500万画素 |
バッテリー | 2800mAh | 3350mAh |
周波数帯・対応バンド | WCDMA対応 (バンド 1,6,8,11,19) LTE対応 (バンド 1,3,8,19,21) | 2G(Quad band) 3G(Band 1/6/8/9/19 42Mbps/5.76Mbps) 4G LTE(Band 1/3/8/19/28 Cat.4、最大150Mbps) |
SIMカードスロット | Micro SIM | micro-SIM(nano SIMアダプター同梱)対応 |
WiFi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0 | 4.1 |
本体サイズ | 約 幅77.0 mm x 高さ156.1 mm x 奥行8.3 mm | 約 141 × 74.2 × 11.3mm |
重量 | 約167g | 約 150g |
OS
両者windows 10 mobileを搭載しています。
ディスプレイ
バイオフォンBizが5.2インチのフルHDに対し、NuAns NEOはインチのHDディスプレイを採用しています。ここは解像度の高いバイオが勝利。
CPU・プロセッサー
両モデルとも、クアルコム製のSnapdragon 617プロセッサーを搭載。性能としてミドルレンジに搭載されるような新しいSoCで、日本国内で発売されているwindowsフォンと比較するとハイスペックと言えますね。
RAM/ROM
VAIO Phone BizがRAM3GBと一歩リード。ROM容量は16GBと同じです。
microSDカードスロット
microSDカードスロットスロットはバイオが最大64GB対応ですが、トリニティのNuAnsは最大128GBまで対応しています。
RAMが2GBと少ない分、microSDカードを利用するのであればNuAns NEOの方がデータを保存することができます。
バッテリー
バッテリー容量はNuAns NEOの方が550mAhほど多く搭載。最大駆動時間の目安も公表値もこちらが上。
VAIO Phone Biz
- 連続通話時間 約11時間
- 連続待受時間 約300時間
- 充電時間 4時間
NuAns NEO
- 連続通話時間 約16時間以上
- 連続待受時間 約400時間以上
対応バンド
どちらもドコモ系の格安SIMで運用可能ですが、LTEバンドのband 21, band 28は注目したい部分。
NuAns NEOの対応しているband 28は始まったばかりでそんなにエリアが多くないという部分もあり、将来的に有利に働くかもしれないです。
対してVAIO Phone Bizが対応しているband 21は都市圏・地方都市の速度対策用に運用されている周波数帯ですが、日本以外にこのバンドを運用しているところが少なく、ここに対応してくるあたりは国産機種の強みとも言えるでしょう。
本体サイズ
画面サイズに応じて若干縦横はバイオフォンBizが大きくなっていますが、厚みは大容量バッテリーを搭載しているせいか11.3mmとNuAns NEOのほうが厚くなっているのがわかります。

NuAns neo
素材のせいかvaioが重さはあるのでこの辺りの違いも普段使いのサイズ感として影響を与えてきそうな比較ポイントです。。
VAIO Phone Biz vs NuAns NEO、使えるおすすめ機能を比較
ここからはスペック以外にも、windows 10 mobileおすすめの機能や機種独自の機能や特徴を紹介していきます。
Continuum
Continuum(コンティニュアム)とは、windows 10 mobileのスマートフォンをディスプレイに接続することで、PC画面のような感覚で操作のできる便利機能です。
VAIO Phone BizでのContinuum利用についてはActiontec社「ScreenBeam Mini2 Continuum」ワイヤレス・ディスプレイアダプター での動作確認を行っています。こちらをディスプレイにつなぐことで、無線で大画面操作が可能です。
このアダプターはトリニティが提供するNuAns NEOでも推奨されており、continuumに関しては両機種で利用できることがわかります。ちなみにこの機能はSnapdragon617以上からという動作条件があるので、それだけでも購入して見る価値はあると思います。
Cortana、Office Mobileなど
パーソナルアシスタント機能の『Cortana(コルタナ)』や、ビジネスツールの『Office mobile』などのアプリは、標準で利用可能です。基本的にwindows10 mobileで標準搭載されている機能は使えると思っておいてOKでしょう。
NFC対応
NuAns NEOはNFC Type A/B/Fに対応しています。これらがビジネスアプリケーションに応用されると出退勤などがスマホで出来たり、活用幅が広がりそうです。
OTGケーブル
NuAns NEOはUSB 2.0 Type-Cのコネクタ採用、OTGケーブルに対応しています。
よって色々な機器に接続できたりできなかったりするわけですが、こちらの情報はengadgetが実機レビューしているので、気なる方はチェックしておきましょう。
デザイン
VAIO Phone Bizは無駄を削ぎ落としながらも洗練されたデザインとなっており、バイオならではの『安曇野FINISH』など品質面でも信頼できるのがポイント。
対するトリニティのNuAnsはパネル交換にによるカスタマイズや2トーンカラー、木目などの素材で独自性のある構成となっています。
各社特色が色濃く反映しされたデザインになっているのがよくわかりますね。
価格
- Vaio phone biz 約5万円
- NuAns Neo 〜約4万5000円
若干トリニティで販売している機種に方が安いですが、基本スペックではフルHDやRAM3GBなどバイオフォンBizが上なので、非常に迷うところですね…
VAIO Phone BizとNuAns NEOの比較まとめ
windows 10 mobileを十分活かせるスペックを備えた2機種ということで、もしウインドウズフォンが欲しいならこの2つは最初に候補にあがるでしょう。
格安SIMでも使えるので、この辺りのサービスともあわせて確認、比較しておきたいところですね。