バルセロナで開催されているMWC2017で、SONYモバイルコミュニケーションズがXperiaの新機種を発表。
「Xperia XZs / XZ Premium」「Xperia XA1 / XA1 Ultra」の4モデルが新たに追加されており、特に最上位モデルのXZ PremiumはSnapdragon 835に4Kディスプレイを採用と、ハイスペックな端末になっています。
廉価モデルのXAシリーズも一新され、特に大画面ファブレットユーザーにはXA1 Ultraの存在も気になるところ。こちらの記事ではスペックを簡単にチェックしていきます。
SONY Xperia XZs / XZ Premium / XA1 / XA1 UltraがMWC2017で発表
SONYモバイルコミュニケーションズがMWC2017で発表した4モデルのスペックをチェックします。
Xperia XZsのスペック
2017年4月前半に発売されると予想のSONY Xperia XZs。ディスプレイサイズは5.2インチのフルHD解像度、OSはAndroid 7.1 Nougatをプリインストール予定で、プロセッサーにはQualcommのSnapdragon 820を搭載しています。
目玉としては720pでの960fpsスローモーション動画撮影でしょうか。スマホのみでよりクリイティブな撮影ができそうです。またIP68防水等級に対応しているあたりはSONYならではといったところでしょうか。もっともLG G6がおなじIP68防水に対応したので、これからは海外メーカーでも防水対応はひとつのキーポイントにはなってきそうですが。
- 5.2インチ トリルミナスディスプレイ / 5.2インチ フルHD(1920*1080)
- IP68防水 / Corning Gorilla Glass 5
- Snapdragon 820
- Android 7.1 Nougat
- 19MP モーションアイカメラ, 1/2.3″ Exmor RS, F/2.0
- 4Kビデオ, 720p @ 960fpsスローモーション
- 13MPフロントカメラ, 1/3.06″ Exmor RS, F/2.0
- 3GB RAM
- 32GB / 64GB ストレージ
- microSDカードスロット
- 最大450Mbps LTE高速通信
- USB Type-C
- 2900mAhバッテリー, QuickCharge 3.0対応
Xperia XZ Premiumのスペック
Xperia Z5シリーズで存在したPremiumモデルがXZでも復活。XZ Premiumはディスプレイが5.5インチの4Kスクリーン(2160*3840px)でHDRをサポート、XZs同様にIP68等級の防水に対応しており、SoCは次世代のクアルコム高速プロセッサー「Snapdragon 835」を採用しています。
カメラスペックは現状を見る限りではXZsと同様になっており、720p@960fpsのスローモー撮影に対応。4GB RAM、64GBストレージ、microSDカードをサポート。LTE最大速度は1Gbpsに対応しており、フラグシップ機にふさわしい高性能スマートフォンに仕上がっている予感です。
気になる点といえば、Quick Charge 3.0に対応していますがバッテリー容量が3230mAhという部分でしょうか。電池持ちにも期待したいところ。
- Android 7.0 Nougat
- 5.5インチ トリルミナスディスプレイ、4K(2160*3840px), HDRサポート
- Snapdragon 835 /4GB RAM / 64GB ROM
- microSDカードサポート
- 9MP モーションアイカメラ, 1/2.3″ Exmor RS, F/2.0
- 4Kビデオ, 720p @ 960fpsスローモーション
- 13MPフロントカメラ, 1/3.06″ Exmor RS, F/2.0
- 1Gbps LTE、USB Type-C
- 3230mAhバッテリー, Quick Charge 3.0対応
Xperia XA1のスペック
廉価版として日本国外では発売されていたXAシリーズも一新。新たにXA1シリーズとして生まれ変わりました。
無印XA1は、前モデルのボーダレスなEdge to Edgeスクリーンを採用し、左右のベゼルがほぼないデザインが今回も特徴。5インチのHDディスプレイ、23MPのメインカメラ、8MPのセルフィーカメラ、3GB RAM、32GB ROMにmicroSDカードをサポートしています。
大きな変化といえばプロセッサーがMediatek Helio P10から、より高速で省電力な16nmプロセス「helio P20」に変更されたことでしょうか。MediaTekプロセッサーなので、急速充電もPump Express+ 2.0となっています。
- 5インチ HD(720*1280px)解像度
- MediaTek helio P20, Android Nougat
- メインカメラ:23MP
- セルフィーカメラ:8MP
- 3GB RAM、32GBストレージ、microSDカードサポート
- 300Mbps LTE、microUSB
- 2300mAhバッテリー, Pump Express+ 2.0急速充電
Xperia XA1 Ultraのスペック
Xperia XA Ultraといえば6インチの大画面ディスプレイが特徴でしたが、新モデルのXperia XA1 Ultraも6インチの左右ベゼルフリーディスプレイを搭載。また初代はセルフィーカメラ強化も1つのポイントでしたが、今回もフロントカメラは16MP、光学手ぶれ補正対応などに対応しています。
helio P20、4GB RAM、32GB / 64GB ROM、microSDカードに対応と基本スペックも強化。LTEは最大300Mbpsに対応し、microUSBポート採用です。…初代XA Ultraで気になった電池持ちの部分ですが、バッテリー容量は2700mAh。容量自体は6インチ/フルHDのスマホとしては少なめかなという気もしますが、バッテリー関連の改善にも期待したいところです。
- 6インチ フルHD(1080*1920)
- helio P20, Android Nougat
- メインカメラ:23MP
- フロントカメラ:16MP, OIS対応
- 4GB RAM , 32GB / 64GB ROM, microSDカード対応
- 最大300Mbps LTE, microUSBポート採用
- 2700mAhバッテリー, Pump Express+ 2.0対応
MWC2017で発表のXperia新モデルスマホ・スペックまとめ
フラグシップモデルとしてはXZ Premium・XZsが登場。高性能モデルに関しては日本国内でも大手キャリア3社が最近は取り扱っているので、日本国内でも発売される可能性は高そうです。特にSnapdragon 835を採用したPremiumモデルには注目ですね。
また廉価モデルはXA1、そして6インチファブレットのXA1 Ultraが発表されました。プロセッサーがMediatek helio P20に変更されたことでパワーアップしており注目ですが、前モデルのXA/XA Ultraが日本では正規発売がなかったので日本国内で発売されるかは微妙かもしれません。
大方XZシリーズの960fpsスローモー対応など、以前のリークとは一致していた内容ですね。海外ではハンズオン動画もいくつか出てきているのでYoutubeなどで検索してみると良いでしょう。