通信回線を提供している大手携帯電話キャリア各社は、格安SIMを提供するMVNOへの回線貸出料を値下げしたことが判明しています。
Buzzapによれば昨年に比べて2割弱ほど接続料金が下がっているとのことで、格安SIM自体も値下げがあるかもしれません。
MVNO向け接続料金が値下げ
2016年4月1日時点のMVNO向け接続料金を見てみると、ドコモ/au/softbank各社の料金は以前と比べて値下がりしているのがわかります。
- ドコモ:78万509円
- KDDI(au):96万7983円
- ソフトバンク:116万6697円
- (10Mbpsあたりの接続料金)
ちなみに去年4月1日の接続料金と比べると、
- ドコモ:94万5059円→78万509円
- KDDI(au):116万6191円→96万7983円
- ソフトバンク:351万7286円→116万6697円
という大幅な値下げになっており、元々接続料金が高かったソフトバンクのMVNO向け回線料を除くと2割弱安くなっているので、今後の格安SIM価格競争にも拍車をかけるかもしれません。
格安SIM値下げも
安さで人気のMVNO「DMM mobile」ですが、こちらの格安SIMは4月利用分からさらなる値下げが発表されています。
参考:「DMMモバイルのプラン」
今後も値下げするMVNOが増えてくるかもしれませんし、ソフトバンク回線も値下げされたので一般消費者向けの格安SIMも出てくる可能性が高まりますね。…いずれにしてもユーザーにとってはうれしいニュースです。
今後は差別化がキーワードに?
MVNOでも、LINE・Facebook・Twitterの主要機能が通信無料化された「LINEモバイル」が新たに発表されましたし、楽天モバイルなどが電話のかけ放題オプションの提供をスタートしています。
価格競争が激化したMVNO業界では、単なる月額料金の安さだけでなくオプションや通信無料化など「付加価値」をつけた格安SIMも登場しているのは面白い注目しておきたいポイント。
今後は料金だけでなくこういった差別化が多くなってくる予感。またメッセージアプリ大手のLINEなど大手が参入する中、さらにMVNO業界の競争は激しくなりそうですね。
MVNO接続料金値下げニュース・まとめ
接続料金もさらに下がり、さらに盛り上がりを見せそうなMVNO業界。またソフトバンクの回線を利用した格安SIMにも期待しておきましょう。