四国電力系のSTNetが運営する「Fiimo」の格安SIMですが、実は通信の回線をドコモかauか選べる「マルチキャリアMVNO」でもあります。さらに回線間をまたいでのパケットシェアも可能なので、家族同士がバラバラのキャリアでも乗り換え先におすすめ。
今回はマルチキャリアであることの特徴とおすすめポイントを簡単にみていきましょう。
Fiimoの格安SIMは「マルチキャリアMVNO」
2016年に新たにスタートした格安SIM「Fiimo」ですが、Aプラン(au回線)とDプラン(docomo回線)を選んで利用することができます。これを「マルチキャリアMVNO」と呼ばれますが、いったいどんなメリットがあるのでしょうか。
マルチキャリアMVNOとは
格安SIMではdocomo回線、もしくはau回線のどちらか一方の回線のみを提供しているサービスがほとんどですが、中には回線を選んで契約できる格安SIMがあります。これが「マルチキャリアMVNO」です。
例えばドコモ系の格安SIMならドコモ購入のスマートフォンをそのまま使えることがほとんどですが、au購入のスマートフォンを使おうとする場合はこれができません。
その場合もマルチキャリアであればau回線も使えるので、いま現在au契約をしてauスマートフォンを利用しているユーザーも端末をそのまま再利用をして格安SIMで運用することも可能です。
また家族の携帯電話契約がドコモやauなどバラバラであってもFiimoの格安SIMなら回線を選べるので1社にまとめることも可能です。こういったメリットがマルチキャリアMVNOにはあるのです。
月額料金・プラン
Fiimoではドコモ・auの回線を用意していますが、基本の月額料金は同じです。(SMS料金やオプション料金は異なる場合があります)
データ通信専用SIM
プラン | 月額料金 | 高速通信容量 | 最大受信速度 | SMS機能 |
---|---|---|---|---|
3GB | 900円 | 3GB | 225Mbps | +150円/月 |
5GB | 1600円 | 5GB | 225Mbps | +150円/月 |
10GB | 2650円 | 10GB | 225Mbps | +150円/月 |
音声通話SIM
プラン | 月額料金 | 高速通信容量 | 最大受信速度 | SMS機能 |
---|---|---|---|---|
3GB | 1600円 | 3GB | 225Mbps | 付属 |
5GB | 2300円 | 5GB | 225Mbps | 付属 |
10GB | 3350円 | 10GB | 225Mbps | 付属 |
ドコモ回線(Dプラン)
ドコモ回線が利用できるプラン。格安SIMでは現在もっとも利用されている回線種別で、Fiimoではセット購入できるSIMフリースマートフォンも数多く用意しています。
au回線(Aプラン)
au回線が利用できるAプラン。現在auを利用しており、いま使用中のauスマートフォンをそのまま再利用したい場合はこちらがおすすめ。
Fiimoのパケットシェア
Fiimoがマルチキャリアであるメリットは回線が選べるだけでなく、翌月に繰り越した高速データ通信容量を回線間でもシェアできる「パケットシェア」もあります。
docomo⇔au間もデータ容量シェアOK
Fiimoの格安SIMでは当月に余った月間の高速データ通信容量を翌月に繰り越すことができますが、この繰り越したデータ容量は、au/ドコモ回線に関係なく家族間でシェアすることが可能です。
FiimoはマルチキャリアMVNO!まとめ
両回線を選んで契約できることで、家族で格安SIMに乗り換える場合や、足りないデータ容量をシェアする場合にFiimoはおすすめです。気になる方は評判を確認してみましょう。
マルチキャリアMVNO
[su_note note_color=”#ffffff”]
元祖マルチキャリアMVNOのマイネオ。同じく電力系の格安SIMとして人気が高く、Fiimoとも共通点が多いです。選べるオプションや容量は現状mineoのほうが多いので、キャンペーンが特段お得でなければこちらを選ぶべきでしょう。
[/su_note]