HUAWEI Mate 9が日本国内で発売されてからしばらく経ちますが、ライカ共同開発のカメラやハイスペックなKirin 960を搭載した性能はまだまだAndroidのSIMフリースマホの選択肢としては検討しておくべき機種です。
今回は対応バンドやDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応、VoLTEやauで使えるのかについて調べてみました。
HUAWEI Mate 9の対応バンド/周波数帯
[SIM 1] FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/25/26/28/29
TDD-LTE : B38/39/40/41
LTE CA DL( 国内) : B1+B19/B3+B19/B1+B8/B1+B3+B8
UMTS: B1/2/4/5/6/8/19
TD-SCDMA: B34/39
CDMA2000: BC0
GSM:850/900/1800/1900MHz
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[SIM 2] UMTS: B1/2/4/5/6/8/19
CDMA2000: BC0
GSM:850/900/1800/1900MHz(※CDMA2000はChina Telecomのみの対応)
ドコモ回線の格安SIMとは相性の良いバンド構成になっており、LTE他、UMTSではFOMAプラスエリアと言えるバンドにも対応しています。
※の部分は注意が必要です。
au回線の格安SIMでは使わない(ほうが良い)
- ※ 本端末はKDDIの移動体通信網を利用した通信サービスには対応しておりません。それらの通信サービスのSIMでのご利用については、当社では一切の動作保証はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
すでに紹介した部分の注意事項「CDMA2000はChinaテレコムのみ」という部分と、上記注意書きが公式サイトスペック表にもあることから、基本的にKDDI/au系の回線網を利用した格安SIMでの利用はお勧めできません。
格安SIMで利用するなら、現状ドコモ回線が多いので、そちらを利用すべきと言えるでしょう。
VoLTE非対応
チップセット(Kirin 960)自体はVoLTE対応しているのですが、現状HUAWEI Mate 9は日本国内のVoLTE非対応です。au VoLTEにも対応していればKDDI系の回線で使える可能性もあったのですが、非対応なので基本的には非推奨。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応。LTE+3G
Mate 9はDSDSに対応しています。ただLTE対応がSIM1になっているので、基本的には(ドコモ系格安SIMで使う場合には)「SIM1に通信用SIM」「SIM2に通話用SIM」でデュアルSIMデュアル待ち受けすることをお勧めします。
また注意点として、片方のSIMスロットはmicroSDカードスロットと排他利用担っています。外部メモリを利用したい場合には確認しておくと良いでしょう。