FREETEL Priori 4購入・実機レビュー第三弾。1回目のデザインチェックと2回目のUI・設定チェックに続き、今回はスペックとベンチマークを確認して見たいと思います。MediaTek MT6737クアッドコアCPUと2GB RAMという低めのスペックですが、スコアをチェック。
FREETEL Priori 4のスペック
まずはPriori 4を以前のモデルであるPriori 3Sのスペックと比較してみます。
機種名 | Priori 4 | Priori 3S LTE (FTJ152B) |
---|---|---|
メーカー | プラスワン・マーケティング | プラスワン・マーケティング |
OS | Android 6.0 (Android 7.0 Nougatへアップデート予定) | Android 5.1 |
ディスプレイ | 5.0inch/1280×720(HD IPS) | 5.0inch/1280×720(HD IPS) |
CPU | MT6737 Quad core 1.3GHz | MT6735P Quad Core1.0GHz 64bit |
RAM(内部メモリ) | 2GB | 2GB |
ROM(内部ストレージ) | 16GB | 16GB |
外部ストレージ | 外部メディア:MicroSDHC/MicroSDXC 外部メディア最大容量:MicroSDHC 32GB / MicroSDXC 128GB | microSDカードスロット (SD/SDHC/SDXC)最大128GB |
カメラ | 背面:800万画素 フロント:500万画素 | 背面:800万画素 フロント:200万画素 |
バッテリー | 4,000mAh(取り外し不可) | 4000mAh(取り外し不可) |
周波数帯・対応バンド | 2G(GSM):850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz 3G(WCDMA): 2100MHz(Band1)/850MHz(Band5)/800MHz(Band6/19)/900MHz(Band8) 4G(FDD-LTE): 2100MHz(Band1)/1800MHz(Band3)/850MHz(Band5)/900MHz(Band8)/800MHz(Band18/19)/700MHz(Band28B) 4G(TDD-LTE): 2500MHz(Band41) | 2G(GSM): 850/900/1800/1900MHz 3G(WCDMA):2100MHz(Band1)/800MHz(Band6/19)/900MHz(Band8) 4G(FDD LTE): 2100MHz(Band1)/1800MHz(Band3)/2600MHz(Band7)/900MHz(Band8)/800MHz(Band19) |
SIMカードスロット | micro / nano (国内で使用できるのは1スロットのみ) | micro/ nano(デュアルSIM仕様) (国内使用は1スロットのみ) |
WiFi | IEEE 802.11 a/b/g/n (2.4GHz&5GHz) | IEEE802.11a/b/g/n |
Bluetooth | Version:4.0 BLE対応 | 4.0 LE |
本体サイズ | H144.8mm x W71.5mm x D9.5mm | 高さ:144.0mm 幅:72.0mm 厚さ:9.4mm |
重量 | 約 167g | 約 161 g |
プロセッサーがMT6735Pの1.0Ghzクアッドコアからパワーアップして「MT6737 クアッドコア1.3GHz」に。またフロントカメラが5MPにアップしています。基本的には「低価格でエントリーモデルだけどバッテリーが4000mAhで電池持ちの良い実用性重視の機種」といったところですが、カメラ性能やバッテリー性能は別記事でまとめる予定です。
今回はベンチマークといくつかのアプリでゲーミング性能をチェックしていきます。
FREETEL Priori 4のベンチマーク・スコア
FREETEL Priori 4のベンチマークスコアもチェックしていきます。
AnTuTu Benchmark
まずはAnTuTu Benchmark。何回か計測してみましたが、2万8000点前後に落ち着いています。MediaTek MT6737 クアッドコアCPUを搭載した機種でいうと平均値といったところで、特に目立ったスコアではないですね。スペックそのままがスコアに現れた感じです。
Geekbench 4
CPU Benchmark
- シングル:554
- マルチ:1423
CPUベンチマークでも、基本仕様なりのスコアとなりました。
GPU Benchmark:747
何回かテストしましたが、Geekbenchもこの辺りのスコアに落ち着いています。
3DMark
スコアは低めです。価格なりといったところでしょうか。高望みはできません。
Priori 4でアプリを使ってみた
アプリも使ってみました。ポケGoやGPSなど重要なアプリは今後使ってみるとして、今回は動画アプリのYoutube、ライトゲームのキャンディークラッシュ、3Dカーレーシングのアスファルト8を試しています。
Youtube
1280*720のHD解像度というとやはりエントリーモデルという感じがしますが、5インチとディスプレイサイズが小さいのでそこまで気になりません。もともと高画質でアップロードされている動画も十分綺麗に視聴できますし、うつりこみも少なく十分Youtubeを視聴できるディスプレイです。
色の描写も綺麗ですし、視聴し易いです。有名ではない中華スマホのディスプレイっぽく少し距離があるのは若干きになるところですが、そこは1万円台で技適ありのSIMフリースマートフォンと考えると完全に許容範囲。
キャンディークラッシュ
動作は快適です。こういったライトゲームであればMediaTek MT6737クアッドコア1.3GHz、2GB RAMでも十分快適にプレーできますし、また5インチのサイズ感は片手でプレーしやすいですね。
ライトゲーム・それも片手操作が便利という点で言えば、意外とこういったゲームとPriori 4の相性は良いかもしれません。
アスファルト8
アスファルト8はそこそこ快適でした。アスファルト8はまだ良いですが3Dゲームは結構内部ストレージの容量も占有しますし、これより重いゲームだと少し厳しい印象を受けます。スペックからすでにわかることですが、3D描写の多いゲームにはあまり向いてないと思います。
FREETEL Priori 4のスペックとベンチマークレビューまとめ
1万円台のSIMフリースマホなのでスペック・ベンチマークもそれなりの結果になりますが、価格帯を考えるとLINEやTwitterなどSNSメインのライトユーザーの方や、ガラケー・らくらくスマートフォンからの乗り換え層にはそこそこ快適に使えるスペックなのかなという感じはします。
3Dゲームとなると少し厳しいのかなという感じがしますが、キャンディークラッシュ系のライトゲームなら問題なさそうです。良くも悪くも税別1万4800円のスマホといったところですが、スペック的にやはり「ガラケーから乗り換えで電池持ちを犠牲にしたくない乗り換え層」「らくらくスマホなどからより多くの機能が使い易い通常スマホへの乗り換え層」がターゲットな気がしています。
(ちなみに家族がソフトバンクのシンプルスマホを利用していますが、隣で操作しているのを見てほしいといっていました。楽スマ系だと色々制約があるので(謎に添付の写真ファイルが開けなかったり)、それよりも写真が綺麗に撮れて、という機種は使い方さえ覚えてしまえばありなのかなとも思ったり。Android 7.0 Nougatアプデもありますし、指紋認証センサーはないですがセキュリティ面でもなんとなく安心なので)
もちろん、もう少し長く利用してみないとなんとも言えないのが前提ですが。ただ一昔前の低価格スマホと比較すると、ライトゲームは普通にプレーできますし、アスファルト8くらいなら許容範囲ですし、初めてのスマホで「写真を綺麗に撮りたい!」「ゲームをガンガンプレイしたい」「画面の大きなスマホが欲しい」といったことがなければ、とりあえず買ってみてWi-Fiで使ってみる、良いなら格安SIMに乗り換えてSIMをさして使ってみるというのもアリかもしれません。
ただ、2万円前後でもZenFone 3 Maxやg07なんかがあるので、UIや全体的なハード・ソフトウェアの使い勝手を考えると税別1万4800円は安いような高いような・・・。これから様々なレビューが出てくるかと思うので、メイン機として親に勧めたりガラケーから乗り換えたりといった部分は全体的な意見を参考にしてからの方が良い気がしますね。
今回レビューしたのはとりあえずの基本の処理速度の部分でしたが、Priori 4の注目ポイントは「4000mAhの大容量バッテリー+電池持ち」かと思うので、この部分に関してはもう少し時間をかけて確認してみたいと思います。
(FREETEL Priori 4を購入)
(FREETEL Priori 4実機レビューシリーズ)