ドコモから格安SIMに乗り換える方法は?
月額料金が安くなると噂の格安SIMですが、注意点もいくつかあります。このページではドコモからMNPするメリットと手順を紹介。ポイントをおさえて、お得にスマートフォンを運用しましょう!
ドコモから格安SIMに乗り換えるメリット
まずはMVNOのSIMカードに乗り換えるメリットを紹介していきましょう。
月額料金が安くなる
MNPすると、ほとんどのケースで月額料金が安くなります。例えばdocomoのカケホーダイ+2GBプランだと月額料金は6500円となりますが、MVNOのSIMカードであれば2000円以下で済むコースが多いです。
通話料金は20円/30秒なので通話を頻繁にするユーザーは大手キャリアの方が安くなる可能性もありますが、それでも2時間程度電話するとやっと同じくらいの料金になります。
つまりそこまで090/080番号などで電話をしない方、LINEなどのアプリで電話を済ませてしまう方は、格安SIMに乗り換えてしまった方がお得です。
例えば同じ2GBプランを提供している「DMM Mobile」では、音声SIMで月額1470円です。単純比較してみると5000円程度節約できる計算になります。
2年で10万節約できることを考えると「料金が安い」というのが1番のメリットです。
ドコモのスマホがそのまま使える
MVNOの回線は多くがdocomoの通信網を借り受けてサービスを提供しているので、ドコモで購入したスマートフォンもほとんどがそのまま再利用可能です。
つまりdocomo→au or ソフトバンクへMNPする場合は新たに回線に対応したスマホを購入する必要がありましたが、MVNOへ切り替える場合は必要ないケースがほとんどです。今のスマートフォンの機能に満足しているのであれば、端末購入費用を節約できます。
ドコモから格安SIMへMNPする注意点
次にMNPする上での注意点・デメリットも見ていきましょう。
テザリングはSIMフリー端末で
ドコモ回線のMVNOではAPNの書き換えが自動で行われることからほとんどの「ドコモ購入のスマホ×ドコモMVNOのSIMカード」で、通信を共有する「テザリング」を使えないケースがあります。
よってテザリングを利用したい場合は、MVNOで「SIMフリー」のスマートフォンをセット購入するか、Amazonや家電量販店で別途購入しておきましょう。
ただしドコモ版iPhoneは使えたり使えなかったりと必ずしも利用可否のパターンは一定とは言えないので、なるべくMVNO公式ページの「動作確認済み端末」から確認しておくことが必要です。
解約金に注意
大手キャリアで契約している場合はほとんどが「2年縛り」「自動更新契約」となっているはずです。この期間の更新月以外に他社へ乗り換えをすると、所謂「解約金」が発生する場合があるので注意。
金額は9500円。(1年ごとの契約やスマイルハート割などのケースを除いた場合)。もちろんこの金額を合わせても使っていくうちに格安SIMのほうがお得になるケースがほとんどですが、やはり約1万円は大きい金額です。
なるべくお得にMNPするためにも、必ず確認しておきましょう。
ドコモメールは使えなくなる
乗り換えるとキャリア側の契約は自動解約になるので、契約に付随してつかえていたドコモメールなどは使えなくなります。早めにGmailなどに切り替える準備をしておくと同時に、必要なEメールはバックアップをとっておきましょう。
ドコモから格安SIMへ乗り換える方法と手順
最後に乗り換える方法と手順を紹介。覚えてしまえば簡単です。
MNP予約番号を取得
- ドコモショップで取得
- お客様サポートへ電話で取得
- My docomoから取得
電話番号をそのまま他社に乗り換えするには「MNP予約番号」というものをキャリア側で取得する必要があります。ちなみに方法は上記の3通りです。有効期間は予約日含め15日間。
ちなみにこの「MNP予約番号」を取得しただけでは回線の切り替えは行われないので安心してください。
解約金を確認
上記の予約番号を発行する段階で「解約金がかかるのか、かからないのか」把握しておきましょう。回線の切り替えを行ってからでは遅いので注意。
SIMカード(パッケージ)を購入
次に使いたい格安SIMパッケージを購入します。大体3000円くらいですが、会社によってはキャンペーンで無料になる場合もたまにあります。
MNP開通
最後にマニュアルに従って手続きを進めることで、回線の切り替え、乗り換えが完了します。…ちなみにここまでの手続きで番号転出・転入の手数料が発生するので覚えておきましょう。
- MNP転出(ドコモ側に支払う料金):2000円
- MNP転入(MVNO側に支払う料金):3000円程度(事務手数料・もしくはパッケージ料金として支払うことが多いです。)
・・・これにもし解約金もかかる場合は、合わせて1万5000円程度の総費用がMNPに必要です。ただし最初に説明したように安い月額料金でいずれはペイできることがほとんどなので、長い目で見てどちらがお得が計算して、検討してみて下さい。