ラスベガスで開催予定の家電見本市、CES 2017にて、ASUSがARのTangoに対応したスマートフォン「ZenFone AR」を発表予定であることがわかりました。Qualcommの公式サイトにはすでにその旨が発表されており、プロセッサーには同社のパワフルなSoC「Snapdragon 821」が搭載されるとのことです。
ASUS AR、Tango対応の第二弾スマホがCES2017で発表予定
ARを実現するTangoは商用スマホとしてLenovo PHAB2 Proが初めて販売されましたが、Tango対応第2弾のスマートフォンは、日本でもSIMフリースマホでおなじみのASUSから発売されるようです。機種名は「ZenFone AR」になるとか。
ASUS ZenFone AR (2nd Google Tango phone) pic.twitter.com/ctKQ9IKfeC
— Evan Blass (@evleaks) January 2, 2017
すでにTwitter上で画像もリークで出てきており、上記のような本体になるようです。
ASUS ZenFone ARはSnapdragon 821を搭載したよりパワフルなスマートフォンになる
Tango初対応のスマートフォンはSnapdragon 652を搭載したLenovo PHAB2 Proでしたが、ASUS ZenFone ARに関してはより高性能なQualcomm「Snapdragon 821」を搭載するようです。
スナドラ821といえばCES2017時点ではスマートフォンプロセッサーの最上位モデルといったところ(CES2017でフラグシップSoCのSnapdragon 835の詳細が発表される可能性もありますが)で、ベンチマークスコアなどを見ても2016年に発売されたAndroidスマートフォンではトップの性能を備えており、大手メーカーのフラグシップ・モデルに搭載されたプロセッサーでもあります。GPUもAdreno 530でモバイル端末では高い3D描写能力を備えています。
ZenFone ARは世界で初めての「Tango+Daydream-ready」対応デバイス
クアルコムによれば、ZenFone ARはTangoの他にもGoogleのDaydream-readyに対応した世界で初めてのデバイスとのこと。Daydream Viewのヘッドセットやコントローラーにも対応しているようです。
Snapdragon 821 / ASUS / AR+VRといよいよ本格的な対応端末が出てくるといったところで、実際にどんなスマートフォンになるのか楽しみですね。CES2017ではクアルコムのブース(#10948)でZenFone ARが展示される予定とのことです。
Source:Qualcomm