格安SIMの「最低利用期間」とは?

格安SIMの「最低利用期間」とは?

格安SIMには「最低利用期間」とは何か?

大手キャリアのドコモ/au/ソフトバンクなどは所謂「2年縛り」が割引を受けるうえで必須となっていますが、MVNOのSIMカードのほうはどうでしょうか?格安SIMに乗り換えを検討しているユーザー向けに解説していきます。

格安SIMの最低利用期間とは?

文字通り「申し込み、開通してから利用しなければいけない最低期間」のことです。大手キャリアは「2年縛り」「自動更新」といったシステムを採用していますが、格安SIMのほうはどうでしょうか?いくつかのサービスを例に挙げてみてみましょう。

OCNモバイルONE

2015年はMVNO契約数でシェアNo1だったMVNO「OCNモバイルONE」。NTTコミュニケーションズが提供する人気SIMカードですが、最低利用期間はどうなっているのでしょうか?

  • データ通信専用SIM: 「Wi-Fiルーター」「USB端末」には該当するレンタルデータ端末の料金起算月から24ヵ月間の最低利用期間があり、期間内に本サービスやレンタルデータ端末を解約された場合は解約違約金がかかります。(9975円/不課税)

 

  • 音声対応SIM: 利用開始月を1ヵ月目として6ヵ月目までの最低利用期間があります。最低利用期間中に音声対応SIMカードを解約される場合、解約違約金がかかります(8000円/不課税)

OCNモバイルONEの場合、データ専用SIMは端末をレンタルしない限り、特に最低利用期間はありません。つまり大手キャリアのタブレットプランのように、2年縛りをデフォルトとして契約をしなくてもOKなわけです。

音声SIMには6か月間の最低利用期間がありますが、これも大手キャリアの2年と比較すると短いです。さらに「自動更新ではない」ので、通信速度や料金に満足できなければ、早めに見切りをつけて他社に乗り換えることも可能です。

…次に「IIJmio」のサービスも見てみましょう。

IIJmio

顧客満足度調査では常に上位に位置する人気MVNO「IIJmio」。OCNモバイルONEと同様に、ドコモ回線を利用できるSIMカードを提供しています。

  • データ通信専用SIM: 利用開始日の翌月末日まで(解約手数料はなし)

 

  • 音声通話SIM(みおふぉん): 利用開始日の翌月末日まで。解約金は(12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1,000円(税抜)

IIJmioのデータSIMは利用開始月とその翌月末まで利用しなければならないので、2か月間は月額料金が発生することになります。(利用開始月は日割)

「みおふぉん」の愛称で親しまれる音声SIMも最低利用期間は翌月末までですが、解約金は最大11,000円かかります。利用月を重ねるごとに1000円ずつ解約金が減っていくシステムを採用しており、「利用月+12か月」を経過すると、それ以降は解除調停金はなし。

音声SIMはOCNモバイルONEと同じで、自動更新契約はなしです。

…次にau回線も利用できる「mineo」も確認してみます。

mineo(マイネオ)

docomo回線に加え、貴重なau回線も提供している「マルチキャリアMVNO」のマイネオ。最低利用期間と解約金は以下のようになっています。

  • 最低利用期間: なし
  • 解約金: なし
  • MNP転出の場合: 通常2000円だが、ご利用開始翌月から12か月以内はMNP転出手数料が11,500円(税抜)

最低利用期間・通常解約時の解約金は設けていませんが「利用開始翌月から12か月以内のMNP転出(番号そのまま他社に乗り換え)で、合計11500円」の手数料が発生します。他社MVNOと比べて最低利用期間がないのはGoodですが、転出の場合は実質解約金がかかるので注意が必要です。

なお開始翌月から12か月を過ぎると転出手数料は2000円となるので、こちらも上記2社同様に更新契約ではありません。

格安SIM・最低利用期間の特徴

ここまで紹介した主要格安SIMの特徴から、MVNOにおける最低利用期間の特徴をまとめていきます。

データ専用SIMは、最低利用期間がほとんどない

例に挙げたように会社・サービスによって若干の違いはありますが、データ専用のSIMプランには最低利用期間をほぼ設けていないのが特徴です。

つまり大手キャリアのドコモやau、ソフトバンクのように「タブレットも2年契約」をしなくて良いので、サービスに満足できなかった場合に解約金のせいで料金を払い続ける必要はありませんし、気軽に他社プランに乗り換えることもできます。

音声SIMも「自動更新」はない

MVNOの音声SIMサービスは「違約金」もしくは「MNP転出手数料」などで実質の利用期間と解約金を設けている会社がほとんどですが、それでも期間は6か月~12か月といったサービスが多く、大手キャリアにあるような「自動更新契約」も現状ほぼありません。

新規参入・料金プラン改定が多くある格安SIMにおいて、こういった形で「他社サービスに乗り換えやすい環境が整っている」のは、ドコモやauにはないおすすめポイントです。

毎月割、月々サポートがない

格安SIMがこういった料金体系になっているのはドコモでいう「月々サポート」auだと「毎月割」といった料金割引システムがほぼないからです。

大手キャリアでは2年契約をする特典として、ユーザーは「基本料金の割引+端末代金の実質割引」といったものを受けることができます。ただし端末を購入しないと割引はついてこないので「2年契約する代わりに、新しい機種を買ってね」というビジネスモデルです。

対してMVNOでもスマートフォンはセット購入できますが、月々の割引といった特典はありません。したがって更新契約もないのです。

それでも格安SIMのほうがお得な理由

「毎月の割引がないと、ドコモやauのほうがお得じゃないの?」と思ってしまいますが、これとは別にMVNOのサービスのほうが安い理由がいくつかあります。

  1. 月額料金が極端に安い
  2. セット購入できるスマホが安い(格安スマホ)

1の「月額料金が安い」の部分ですが、例えば大手キャリアの2GBプランを使った場合、月額料金は6500円程度です。これに対し業界内でも安さがウリの「DMM mobile」の2GBプランは、音声SIMで月額1470円と激安。

差額にすると毎月5000円程度お得になるので、年間で5万円以上、2年間では10万円以上節約できる計算となります。こちらが理由1。

2の「セット購入できるスマホが安い」ですが、MVNOではスマートフォンとSIMカードのセット購入も可能です。これらの中でも売れ筋のSIMフリースマホは3万円台と格安で、ヘビーユーザーでも納得の性能を持ち合わせている機種も発売されています。

なのでもし機種代3万円の格安スマホを新品で購入したとしてもSIMカードの月額料金が安いので、単純計算2年で7万円はお得になります。…したがって最低利用期間が短いことや毎月の割引がないことが月額料金やサービス内容にしわ寄せされているといったことはなく、格安SIMの乗り換えるメリットはおおいにあるわけなのです。

格安SIMの最低利用期間とは?まとめ

後半は若干話がそれましたが、以下の3つをおさえておけば十分です。スマートフォンをもっとお得に利用するためにも、今回紹介した情報を参考にしてみて下さい。

まとめとポイント
  1. 最低利用期間は短いこと
  2. 自動更新はないこと
  3. 毎月の割引はなくても、圧倒的な月額料金の安さがそれをカバーしていること

スマートフォンの月額料金が高い」と感じている方は、人気のある格安SIM・MVNOのプランや月額料金・オプションや特徴を、まとめて比較してみましょう。

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